政策

高岡を夢と希望にあふれた安心安全なまちにするために、以下の政策実現に取り組みます。

3つの大前提 >9つの具体策

 

 

1 新型コロナウイルス感染症対策

ワクチン接種率の向上
 ・ワクチン接種に必要な情報を迅速に提供する。
 ・若い世代へのワクチン接種を促進する。         

ウィズコロナ・アフターコロナ対策
 ・財政措置を継続し、医療提供体制の確保に努める。
 ・積極的な雇用対策や事業者への経済的支援を継続する。
 ・万葉線やバス事業者など、地方公共交通の運行維持に対する支援を行う。

2 健全な財政運営

財政健全化プログラムの完遂

1,000億円を超える市債残高の圧縮
 ・将来負担比率*を軽減し、将来につけをまわさない。

将来負担比率…地方公共団体の借入金(地方債)など現在抱えている負債の大きさを、その地方公共団体の財政規模に対する割合で表したもの。

経理業務の流れの明確化、管理体制の徹底
 ・財政の見える化を進める。
 ・市の会計部門へ民間から専門職員を積極的に任用する。

市民に納得してもらえる財政投資の継続
 ・市民への説明責任を果たす。
 ・投資の効果や根拠を明らかにする。
 ・人口密度や税収など、地域ごとの状況に配慮して財源を分配する。

3 都市計画の推進

中心市街地の活性化
 ・高岡駅南地区整備構想を策定する。
 ・民間活力による駅南地区(瑞龍寺口周辺)整備を促す。

官民連携での開発推進
 ・PFI*などの手法を用い、旧ダイエー跡地を有効活用する。

PFI(Private Finance Initiative)…民間の資金と経営能力・技術力(ノウハウ)を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法。

城端線・氷見線のLRT*化の検討
 ・高岡駅の南北を一体化し、利便性を高め、利用を促進する。

LRT(Light Rail Transit)…ライトレールは、快適で省エネ性に優れた新しい路面電車交通。次世代型路面電車。

4 地域防災力の強化

小学校区単位での地区防災計画の策定

災害時の主要道路の強靭化
 ・安全な救命搬送・物資輸送の経路を構築する。
 ・防災の観点から無電柱化を促進する。

自助・共助・公助による災害に強いコミュニティづくり
 ・校区の世帯人口に応じた避難所を確保する。
 ・災害対応力の強化のため、女性防災士の育成を推進する。
 ・自主防災組織を通じて、マイ・タイムライン*の作成を強く呼びかける。

マイ・タイムライン…台風や大雨の水害等、これから起こるかもしれない災害に対し、一人ひとりの家族構成や地域環境に合わせて、あらかじめ時系列で整理した自分自身の避難行動計画。

5 福祉政策の充実

医療と介護の連携・広域化
  急性期~回復期~慢性期を通じて切れ目ない医療が提供できるよう、地域医療圏構想を見直す。
 ・県との連携により医療病床数の適正化を図る。
 ・介護保険事業運営の広域化を検討する。
 ・介護医療院*を新規開設する。

介護医療院…2017年度末に廃止された介護療養型医療施設の主な転換先としてできた要介護者向けの介護施設。日常生活の身体介助や生活支援はもちろん、介護療養型医療施設で行われていた「日常的な医学管理」「看取りやターミナルケア」といった、医療的ケアを行える施設。

障害者支援
 ・障害者の就労環境を充実させる。
 ・発達障害の早期発見・早期治療体制を強化する。
 ・高岡市きずな発達支援センターの県直営化を検討する。
 ・県によってばらつきがある精神障害者認定基準の格差是正を働きかける。

 

6 歴史文化を生かしたまちづくり

トライアングル構想
 ・国宝瑞龍寺、前田利長公墓所、高岡古城公園(高岡城跡)を結び、文化資産の認知度向上を目指す。
 ・高岡古城公園(高岡城跡)、前田利長公墓所のお堀を整備する。

歴史まちづくり計画事業の推進
 ・国指定重要文化財「勝興寺」の国宝指定の取り組みを推進する。
 ・「瑞龍寺」「勝興寺」「国泰寺」の特色を活かし、3寺を巡る観光ルートを構築する。

 

7 女性活躍の推進

女性の働き方改革と子育て支援の一体化
 ・病児・病後児保育を充実させる。
 ・産後ヘルパー派遣事業としてのみ行っている家事代行サービスの助成を、病児・病後児の保護者や保育中の方なども利用できるようにしていく。
 ・放課後児童育成クラブ(学童保育)が飽和状態で受け入れ困難となっている状況をできるだけ早く改善する。

不妊治療・不育症*治療助成の継続
 ・不妊治療と就労の両立支援に取り組んでいく。

不育症…妊娠はするけれども、流産、死産や早期新生児死亡などを繰り返し結果的に子どもをもてない状態。

8 教育環境の充実

中高一貫校の設立
 ・多様な進路選択を提供するために、県内初の公立中高一貫校の設立を検討する。 

生涯学習の推進
 ・シニア世代、ミドル世代の生きがいづくりを支援する。
 ・身近な公民館を、生涯学習の拠点としてさらに利活用する。

リカレント教育*の推進
 ・ビジネス環境の急速な変化に対応し、多様な働き方ができる人材の育成を図る。
 ・市内の企業、県内の大学と連携して、社会人向け講座の受講を支援する。

リカレント教育…生涯にわたって教育と就労のサイクルを繰り返す教育制度。仕事に就いてからも、必要と感じたタイミングで学びなおすことで、新しい知識を身に着け、キャリアアップすることが期待できる。

 

9 DX*(デジタルトランスフォーメーション)の推進

行政サービスの効率化、利便性向上
 ・行政手続きのオンライン化、災害時の被災情報の把握の迅速化などに取り組む。
 ・DXを推進する中でも、高齢者を取り残さない制度設計を行う。

マイナンバー制度の利活用
 ・母子健康情報のサービスや、高齢者の見守りサービスなどの実施を検討する。

DX(Digital Transformation)…デジタル技術を用いることで、生活やビジネスが変容していくこと。行政においては、デジタルを活用して行政サービスを変革すること。