9月議会質問

ただいま高岡市議会令和3年度9月定例会が開かれています。私の質問は一般質問2日目の9月9日(木)でしたが、無事終えることができました。今回の質問は大きく分けて3項目でした。以下簡潔にお伝えします。

 

1 高岡を前へ進める具体策のロードマップについて
 新市長の出されたロードマップが、公約に掲げられた「104の具体策」をどの程度反映したものなのか、そして実現のための道筋をどうつけるつもりのかを質しました。他市の市長がやっているように公約の自己採点を公表されてはどうかという提案もしました。

 ロードマップについては、バランスよく進めていくことが「高岡を前へ進めていく」ための近道であり、市民の閉塞感を打破していくために迅速に進めていきたいとの、市長自らの回答をいただきました。公約の自己採点の約束はされませんでしたが、その点は再考を求め、私たち議員も客観的に判断し、市民の皆様にお伝えしていければと思います。
 角田市長には、持ち前の若さと突破力で、高岡を新しいステージに進めていただくことを期待します。

2 新型コロナウイルス感染症対策について
 若年層のワクチン接種率の向上にどう取り組んでいくのかを質しました。科学的な見地から情報提供し、接種の必要性について理解してもらえるよう訴えるよう提案しました。また、感染症拡大防止のための、保育所などの業務のICT化推進を求めました。

 ワクチンの接種率向上に向けて努力しておられることは回答から伺えたものの、若年層に特化した取り組みはまだまだ不十分であると感じました。デルタ株や新種の変異株への対策のためにも、今後も訴え続けていきたいと思います。
 保育所などの業務のICT化については、国の補助制度などを活用して、非接触型の登降園管理システムの導入を進めているとのことでした。コロナウイルス感染拡大防止のため、そして保育環境の向上のためにも、速やかなICT化が必要と考えます。

 

3 前田利長墓所について
 前田利長墓所をはじめとする高岡の文化遺産を適切に整備し、市民の認知度向上を図るために、市当局の積極的な働きかけを求めました。整備においては、文化遺産単体でなく、エリアを一体で考える必要性があることも訴えました。

 教育長から、市民が歴史的価値を学ぶ機会を創出することについての前向きな回答を頂けました。また、開町の祖である利長の偉大さを感じてもらえるよう、エリア一帯の環境整備のあり方について慎重に検討するとのことでした。今後、県立武道館や前田テニスコートなど、隣接する公共施設のあり方を検討する際にも、国宝瑞龍寺、八丁道など周辺の文化資産と統一感を持った計画が立てられるよう働きかけていきます。

これらの質問と回答については、市政報告の秋号?あたりで詳しくお知らせできるかと思います。とりあえずのご報告として投稿させていただきました。ご意見・ご質問は随時受け付けています。どうぞお知恵をお貸しください。

 

2021年09月10日